友愛歯科クリニック院長阿部和正について
経歴
- 日本大学付属豊山高等学校卒業
- 日本大学松戸歯学部卒業・歯科医師免許取得
- 神奈川県、埼玉県の3開業医にて研修
- 友愛歯科クリニック開業
- 明海大学歯学部微生物学研究員
- 日本大学歯学部細菌学 博士(歯学)取得、非常勤講師
- 日本大学松戸歯学部感染免疫学客員教授
- 日本大学松戸歯学部付属病院・歯周科研究生
所属学会・所属研究会
- 日本歯周病学会
- 日本口腔外科学会
- 日本矯正歯科学会
- 日本顎関節学会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本顎咬合学会
- 歯科基礎医学会
- 日本細菌学会
- 日本口腔衛生学会
- 日本歯科薬物療法学会
- 東京矯正歯科学会
- 日本歯科東洋医学会
- 電子免疫治療研究会
- 日本自律神経病研究会
- 近代口腔科学研究会
- 日本禁煙推進医師歯科医師連盟
- 日本ドライマウス研究会
- ホルミシス臨床研究会
- 桜岳塾(漢方)
- 古今東西の会(漢方)
- BBO研究会(噛み合わせ)
- クリニカルオルソドンティックススタディクラブ(矯正)

著書紹介
歯科医師・
阿部和正のストーリー
「症状の本当の原因は何だろう」「より効果的な治療法はないのだろうか」。歯科医師となり40年以上経った今でも、私の心に常にある問いかけです。この探究心は、患者様の健康な生活を守り支えたいという思いとともに、日々の診療の原動力となっています。
探究心が導いた
口腔科総合医への道
高校時代から医療の道を志し、歯科医師となりました。勤務医ではなく町医者を選んだのは、「自分の理想とする医療を実践したい」という想いからです。1983年の開業当初は患者様が少なく、木曜の休診日にはアルバイトをするほどでした。
それでも「患者様一人ひとりと向き合う」心は忘れずに、丁寧な診療を心がけてきました。その過程で、口腔内の健康が全身の健康に深く関わっていることを実感し、より専門的な知識と技術を追求したいという思いが強くなっていきました。

研鑽を重ねる日々
開業から10年ほど経った頃、業界誌で目にした歯周病菌の新しい発見に衝撃を受けました。大学で学んだ知識が次々と更新されていく中で、「このままでは患者様に最善の治療を提供できない」という危機感を覚えました。それ以来、大学での研修や学会への参加を欠かさず、今でも年間20回以上の研修に参加しています。
70歳を超えた今でも、新しい治療法や難病への挑戦を続けているのは、「あれも知りたい、これもできるようになりたい」という探究心が尽きないからです。例えば、まだ解明されていない口内炎の治療などは、もう何年もかけて研究を続けています。

患者様から学んだこと
開業して間もない頃、ある患者様の入れ歯を作製した際「こんなもの使えない」と言われ、返金を求められたことがありました。大学での講義で学んだ噛み合わせの知識には自信があったはずなのに、目の前の患者様のお役に立てなかった。歯科医師として大きな挫折を味わったできごとでしたが、この経験が私の歯科医師としての転機となりました。
その悔しさから、もっと深い知識ともっと実践的な技術を身につけたいという思いが強くなり、あらゆる講習会や研究会に足を運び、新しい治療法を学び、より良い技術を求めて試行錯誤を続けてきました。教科書の知識だけでは決して見えてこない臨床現場での学びの大切さを知ったこのできごとは、私の学び続ける原動力となっています。

真の歯科医療を求めて
長年の診療を通じて気づいたのは、歯科治療は単なる技術提供だけではないということです。患者様の生活背景を理解し、その方に合った最適な治療を提供すること。そして何より大切なのは、患者様に寄り添い、自身の治癒力を引き出し、サポートしていくことです。
私は日々の診療の中で、「病気の治療は外部から施し、治癒は内部から起こる」という言葉を大切にしています。病医院ができることは限られています。患者様の自己防御力(免疫力)を高め、それをサポートしていく。これこそが、私の目指す真の歯科医療なのです。
