歯科
当院では、むし歯や歯周病の治療をはじめ、できるだけ削らず・抜かずに残す治療を大切にしています。お口の機能を長く維持するために、一人ひとりに合った診療とケアを提供し、健康な歯を守るサポートをいたします。また、歯を失った入れ歯やブリッジの治療ではただ欠損部を補うだけでなく、顎関節や頸椎を基準としたかみ合わせの獲得を目指し、顔面非対称、肩こりや頭痛、めまい、難聴などの誘因にならないよう配慮します。
必要に応じて、口腔機能発達不全症、口腔機能低下症の検査並びに指導や管理を定期的に行なっております。
・口腔機能発達不全症とは
0歳から18歳までのお子様には食べる機能、話す機能など、発達段階において必要な口唇閉鎖力や、舌圧の強さなどを測定します。十分に発達していない小児には口腔周囲筋のトレーニングを定期的に行ない、健全な成長発育を促します。
・口腔機能低下症とは
加齢により、口腔内の感覚、咀嚼、嚥下、唾液分泌などの機能が、少しずつ低下していく症状で、50歳以上が対象となります。早期に自覚することにより、生涯にわたり食べることを楽しみ、会話し、笑顔が続く健康長寿を支えます。
虫歯
詰め物、かぶせ物等は原則、保険の範囲で行っています。高額な自費治療の勧誘は行っていません。
むし歯治療は「う蝕検知液」でむし歯になった部分を完全に取り去ることがポイントです。
歯周病
日本歯周病学会の歯周病治療ガイドラインと厚生労働省が示す保険診療における歯周病治療の流れに沿って行っています。保存の可能性が少しでもある歯は抜歯を回避し、少しでも長くご自分の歯で噛めるよう努めています。
義歯など
歯がなくなったところに人工物を入れるものです。総入れ歯、部分入れ歯、バネなし部分入れ歯、ブリッジな等があります。他にインプラント治療がありますが当クリニックでは行っていません。
口腔機能発達不全症
乳児期前期から18歳までの「食べる機能」、「話す機能」、「呼吸する機能」を発達段階に応じて検査を経時的に行い、必要に応じてその対策を指導・管理いたします。
口腔機能低下症
50歳以上で「口腔衛生状態不良、「口腔乾燥」、「咬合力低下」、「舌口唇運動機能低下」、「低位舌」、「咀嚼機能低下」、「嚥下機能の低下」の7項目の検査を行い、3項目以上が該当するものを言います。経時的に検査し、必要に応じてその対策を指導・管理いたします。
がん周術期口腔機能管理
がんなどに係る手術または放射線治療、化学療法もしくは緩和ケアを実施する患者に対して、手術等を実施する医療機関からの依頼により術前、術後、回復期に口腔ケアなどの口腔機能管理を行います。
歯科口腔外科
口腔外科では、外科的処置のみならず、口腔内全体の病気や異常に対応します。口腔がん検診や難治性口内炎、粘膜疾患、顎関節症、舌痛症など、専門的な診断と治療を行い、早期発見・早期治療を重視しています。気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
口腔がん検診
口腔がんは早期発見・早期治療が重要です。当院では、口内の違和感やできもの、治りにくい傷などの症状を詳しく診察し、必要に応じて専門機関と連携して対応します。
難治性口内炎
通常の口内炎と異なり、繰り返し発症する・なかなか治らない口内炎は、全身の病気が関係している場合もあります。専門的な検査を行い、原因を特定した上で適切な治療を提供します。
口腔扁平苔癬
口腔扁平苔癬は、口の粘膜に白いレース状の模様や赤み・痛みが現れる疾患です。軽度から重度まで症状に応じて対応します。長期的な経過観察と適切な治療を行い、快適な口腔環境の維持に努めます。
口腔カンジダ症
口腔カンジダ症は、カビ(真菌)の一種であるカンジダ菌が異常増殖し、舌や頬の粘膜に白い苔のようなものが付着する疾患です。免疫力の低下や抗生剤の長期使用によって発症しやすくなります。
抜歯
やむを得ず抜歯が必要な場合でも、できるだけ痛みや負担を軽減することを大切にしています。親知らずの抜歯をはじめ、難しい抜歯にも対応しています。
小外科手術
粘膜や歯ぐきの異常、膿がたまる嚢胞(のうほう)など、口腔内の外科的処置を行います。安全性を重視しながら、できるだけ身体への負担が少ない治療を提供します。
顎顔面矯正(非外科手術)
手術をせずに、嚙み合わせの調整により顎や顔面の変形を改善します。特にお子様の発育段階に合わせた治療では、将来的な噛み合わせのトラブルを未然に防ぐことが可能です。
矯正歯科
歯並びや噛み合わせの乱れは、見た目だけでなく、発音や咀嚼のしやすさ、歯の寿命、歯や顎への負担にも影響を及ぼします。すでに矯正も予防の時代に入っています。その兆候が現れたら、未然に防ぐ可能性があります。当院では、成長段階やライフスタイルに合わせた矯正治療を提供し、見た目の美しさだけでなく、健康的で快適な口元を目指します。
第一期矯正
成長途中のお子様に行う矯正治療。顎の成長をコントロールし、永久歯が正しく並ぶよう調整します。この時期に矯正を行うことで、将来的な抜歯や大がかりな矯正のリスクを軽減できる場合があります。
第二期矯正
すべての歯が永久歯に生え変わった後の矯正です。ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、症状とお子様の成長に合わせた治療を行います。
成人歯科矯正
歯並びや噛み合わせを整えることで、見た目の改善だけでなく、歯の健康維持にもつながります。ライフスタイルに合わせた治療法をご提案いたします。
MFT(口腔筋機能療法)
特に舌癖、低位舌が歯並びを悪くする要因になるので、舌、口唇、頬等の口腔顔筋筋のトレーニングを行ないながら、矯正治療を進めます。
MFT(口腔筋機能療法)とは
歯並びや噛み合わせの形成には遺伝だけではなく、幼少期の生活習慣や癖なども大きな影響を及ぼします。指しゃぶりや舌突出癖が出っ歯や開咬を招く他、アレルギー性鼻炎などによる口呼吸の習慣が、お口周りの筋肉の弛緩につながることがあります。
歯並びや噛み合わせの形成には遺伝だけではなく、幼少期の生活習慣や癖なども大きな影響を及ぼします。指しゃぶりや舌突出癖が出っ歯や開咬を招く他、アレルギー性鼻炎などによる口呼吸の習慣が、お口周りの筋肉の弛緩につながることがあります。
こうした後天的な筋肉の不調和を舌、口唇、頬などの口腔顔面筋のトレーニングを通して整える療法です。
小児歯科
一般にお子様は歯科治療が苦手です。むし歯、歯肉や粘膜の病気、歯並び、歯のけが等、お口の健康管理を長期にわたり行っております。当院では無理のない治療を心がけ、お子様が歯医者を怖がらず、安心して通える環境を大切にしています。
また、0歳からの口腔機能の発達に注目し、上手に噛めない、飲み込めない、発音がおかしい、口呼吸している、いびき、お口ぽかんなど、早期発見・早期介入(MFT・口腔筋機能療法)を心がけ、定期検診を通じてお子様の健全なお口全体の成長・発育をサポートします。
各種特殊治療
一般的な歯科治療だけでなく、顎関節症、咬み合わせの異常、口腔乾燥、舌痛症、がん周術期口腔機能管理、睡眠時無呼吸症候群などの特殊な症状にも対応しています。通院が難しい方には訪問診療も行っています。痛みや違和感を和らげるだけでなく、生活の質を向上させる治療を目指し、一人ひとりに合ったアプローチをご提案します。
歯科ペインクリニック
ドライマウス、舌痛症、味覚障害などの口腔異常感に薬物療法の他に東洋医学的療法を加えた治療を行います。
顎関節症治療
口を開けると痛い、音がする、大きく開かないなどの症状に、認知行動療法、マウスピース、薬物療法、あごの体操などを行います。
咬合治療
歯のかみ合わせがしっくりこない、もっと噛めるようにしたい、左右のバランスがおかしいなどの症状に歯と顎と頸椎の関係を改善し快適な噛み合わせを作ります。
睡眠時無呼吸症候群
呼吸器科などで睡眠時無呼吸症候群と診断された場合、その診断書をご持参いただければ、マウスピースによる気道の確保が出来る装置を作成いたします。
歯科訪問診療
在宅等において療養を行っている患者さんで、通院が困難な方に出向き、計画的、継続的に歯科診療を行います。
健康相談
歯や口のお悩みばかりではなく、サプリメントや還元電子治療を通して、日常生活で免疫を上げる方法、酸化ストレスを除去する方法、自律神経のバランス調整などもご相談に乗ります。